雪の下の炎
お久しぶりの更新です。
管理人の多忙により長らく更新がストップしていること、お詫び申し上げます。その間多くの励ましのメッセージを頂戴し本当にありがとうございます。折を見て更新を続けてまいりますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
今日はどうしても書かなくてはいけないと思い筆をとりました。1959年3月10日のチベット蜂起とダライ・ラマ法王の亡命から50年。この日チベットは中華人民共和国による武力侵攻に対し立ち向かい、全チベット人の精神的・信仰的支柱であるダライ・ラマ法王を護るために立ち上がりました。これまでにおよそ120万人のチベットの方が犠牲になり本日はチベット人にとって鎮魂の一日です。いま中国当局はチベット自治区内の全通信を検閲し外国人の自治区立ち入りを禁止し、公安・武装警察・人民解放軍を動員した厳戒態勢でチベットの動向を監視しています。
ここでは多くのことは申し上げません。一人でも多くの方にチベットの人々が置かれている状況を知ってほしいと切に願います。
本日と13日に東京渋谷の映画館UPLINKでドキュメンタリー映画『雪の下の炎』が上映されます(本公開は来月より)。チベットの自由を訴え政治犯として33年間投獄された僧侶パルデン・ギャツォ師を取材した日米合作のドキュメンタリー映画です。
私は日本で映画に携わる者としてこの作品を支持します。一人でも多くの方にご覧頂き、チベットのことを知ってほしいと願っております。中国ではチベットの自治権やダライ・ラマ法王の話題はタブーであり論議することはできません。民主化や多党制の論議すらも反体制分子として監視対象なのです。外国人だからこそこの作品を見ることができるのです。当サイトでは政治的な話題についてはこれまで触れないようにしてまいりましたが今回はその方針を破らせていただきました。
チベットは一斉蜂起50周年を迎え、昨年の騒乱から一年が経過しました。2009年の正月祝い(ロサー)は追悼に捧げられ喪に服しています。チベットには言論の自由はありません。人権もありません。彼らがいちばん大切にしている信仰も文化大革命以後、徹底的に破壊されました。それでも彼らはいま厳冬のチベットで耐えています。チベット仏教が説く「非暴力」に訴えています。
オバマ米大統領の就任演説の際、彼のポケットにはかつてダライ・ラマ法王から贈られたカタ(敬愛を意味するスカーフ)が入っていました。いま全世界がチベットの動向を注視しています。ヒマラヤの厳しい寒さと雪の下で静かに炎は燃えています。
このたび『雪の下の炎』と『風の馬』が日本で公開されることを誇りに思い、UPLINK代表の浅井氏に心からの敬意を表します。そして犠牲になったすべての方々に哀悼の意を表すると共に、チベットに安寧が訪れることをお祈りいたします。
Free Tibet.
2009年3月10日
映写室からのつぶやき
管理人月夜野
楽監督から作品についてメッセージを頂きました(2009年9月19日)
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