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2010年6月18日 (金)

File.119 CINEMA・TWO音響調整レポート

2010年6月13日、CINEMA・TWO(東京都立川市)で行われた映画『THIS IS IT』の音響調整現場を見学してきました。その様子と、CINEMA・TWOの音響設備を簡単にレポートしようと思います。当作品のサウンドをより良くするために、シネマシティが企画した参加型イベントで、音響技術者の微細な音響調整をじかに聴くことができる貴重な機会でした。

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CINEMA・TWOの外観。ガラス張りの瀟洒な建築です。


1994年に東京都内で初めて劇場構造規格THXの認定を受け(CITY2)華々しくオープンした立川シネマシティ。特に音響へのこだわりは定評があり、そのシネマシティが独自のアプローチで2004年に造り上げた二つ目の映画館がこのCINEMA・TWOで、先般までメモリアル特集記事で紹介したシネマデプト友楽と同じく独立系デザイナーズシネコンです。ここは従来の映画館の音響構造とは全く性格が異なるオリジナルの音響システム「Kicリアルサウンド」を全5スクリーンに採用しています。

映画館の音響システムというのは世界的な基準でセオリーが決められていて、映画館が独自で音響効果を変えるということは通常は行いません。普通の映画館で変えるのは音量くらいです。CINEMA・TWOでは独自に開発された劇場構造とデジタルサウンドプロセッサーを駆使することにより、映画に合わせた調音が可能となっています。言いかえれば普通の映画館は固定された音響設定に則った上映になるのに対し(だからこそ最初の設計・性能や調整の良しあしが重要)、ここでは映画ごとに音質を調整できるシステムを用いて運用されているのです。

このようなスタイルの映画館は類例が少ないですね。通常の映画館でも物理的に行うことは可能ですが音響や映画の音に対して、造詣の深い人物がいないと逆に映画の魅力をスポイルしかねません。Kicリアルサウンドは有限会社エル・プロデュース代表取締役でありサウンド・スペース・コンポーザーの肩書きで知られる井出 祐昭氏と音響コンサルタントの増 旭氏によって開発されたからこそ実現したプロジェクトと言えるでしょう。KicのネーミングはCINEMA・TWOのアートディレクターを務めた海藤 春樹氏、井出氏、CINEMACITYの頭文字を取って名付けられています。

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右が増 旭氏、そのすぐ左が井出 祐昭氏です。




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海藤氏によってデザインされた幻想的な照明。まるで教会のキャンドルのようです。



Kicリアルサウンドって?



Kicが目指したのは映画の音を作るダビングスタジオと同等以上の環境を持つ映画館とすることです。そのために敢えて映画館の設計セオリーから離れた設計となっています。その自信の表れは各劇場の名称をa STUDIO、b STUDIOというようにスタジオと銘打っていることからもよく分かりますし、実際に映画の音を場内で作ることも可能なだけの建築音響を構築しています。

まず最新のシネコンなどと大きく異なる点は、場内環境をより生活環境に近い自然な音空間にしてあるある点です。シネコンなどでは映画に収録された音を反響させないように壁面や天井に吸音材を設置し、過多な残響を防いでいます。クラッシックホールが残響時間を長くとり豊かな響きを聴かせるのに対し、映画館では明瞭な台詞、音声を客席に届けるために強く吸音をしてあります。そのため場内に入ると耳が少しツーンとした感覚を覚えるはずです(参照File.60 場内音楽)
CINEMA・TWOでは吸音をできるだけ抑え、自然な聴感となるような音空間としています。そのほうが聴感上の居心地が良いですし、それで映画館が造れるならやってみようというチャレンジ精神があったものと推測されます。ただし、全く吸音しなければお風呂場のような反響だらけの聞き取りづらい音になってしまうので、音響シミュレーションを重ねて映画再生に適した環境になるように設計されています。

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写真のように壁面がわずかに斜めに立っています。そのかわりに通常の映画館のような吸音材を使用せず、天井に向けて音を反射させる構造を用いています。こうすることにより他の映画館に比べて圧倒的に吸音面積を減らすと同時に定在派(壁の平行面で向き合う音による波長の乱れ。音響に悪影響をもたらす)の問題も処理しています。反響がある分、シネマ用スピーカーよりもより音が遠くへ飛び微妙な音の調整も可能なMeyer Sound社のPA用パワードスピーカーを使用しています。これで反響に打ち勝ち、より繊細かつ力強い音が再生できるのです。Meyerのスピーカーは性能が非常に優れていますが高価で元来は映画用ではないため使用している映画館は国内では少数です。




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天井の拡大写真。吸音板がぎっしりと設置されています。通常の映画館はここに岩綿吸音板パネルを使います。映画館によっては薄手のグラスウールを用いているところも見受けられます。天井に音を集めて吸収しているのがミソですね。グラスウールでは高音域の吸収が強く低音域を残してしまう特性があり、中高音をきれいに出す音環境を作るのが難しく低音過多になりがちです。そのためスクリーンから離れるほど高音がこもりがちになりますが、CINEMA・TWOはセンタースピーカーを除くライトとレフトのスピーカーとサブウーファーをむきだしにしていることもあり後方まで高域減衰が少なく、観賞位置による音のバランスの崩れが少ない造りとなっています。ご存知のように通常の映画館はスクリーンの後ろ側の見えない位置にスピーカーが設置されています。

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傾いた壁、センタースピーカー以外がむきだしになっているのが分かりますね。


さて、今日はKicの解説はこのへんにしておいて音響調整現場の様子をご紹介しましょう。機会があればもう少し掘り下げてこの映画館の音響について記事を書いてみたいと思います。私が以前にCINEMA・TWOのオープン前に招待された「スニークプレビュー」の際の『リディック』の音響は衝撃的で、今までに聞いたことがないタイプの音響空間に圧倒されたものです。そのときのチューンは派手目にしてあったので通常上映とは違うデモンストレーションサウンドでしたが、今回の音響調整ではそれ以来の素晴らしい音とマイケルの魂が息づくサウンドを聴くことができました。



音響調整レポート



CINEMA・TWOにおける最初の『THIS IS IT』興行は2009年10月28日~。再上映が2009年12月19日~(再調整版で名付けてINVINCIBLE SOUND)そしてスタンディング上映。このときの上映も井出氏による調整が行われ各界から絶賛を浴びました。「THIS IS ITなら立川」という評判は瞬く間に広がり以前より映画館ファンの間でおなじみだった「音響の良さなら立川」の名を一般観客層まで知らしめたのです。以前のサウンドでも十分な音響を聴かせていただけに実に楽しみです。

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参加者の多くが女性!偶然にも友人が来ていてびっくりしました。仙台からいらっしゃった方も…。


本来は十数人の参加枠のはずが意外なほどの参加者。反響があったのでしょうね。
まず、井出氏による今回の調整の説明と、CINEMA・TWOの設計構造などについて簡便な解説がありました。井出氏によると
今回は「今まで以上にマイケルの声と愛のエネルギーを忠実に引き出す」とのこと。
これは楽しみです。もともとこの映画はそれほど音質が良いわけではなく、低音域が目立ち台詞が少し引っこんで聞こえるという映画音響的にはバランスの悪い難のある作品です。井出氏も「作品の音を元から直したいくらい」と仰っていましたが同感です。このような素材からいかにしてさらにマイケルのエネルギーを引き出すと言うのでしょう。どのような調整になるのか実に楽しみです。

解説の後は模範上映(冒頭約10分)。1回目は無調整版。2回目がインヴィンシブル・サウンドです。3回目がスタンディングバージョン(大音量)。2回目のほうが明らかに全体がフラットな音声となりノイズ感が低減、全体の各チャンネルのバランスも揃い、より聴きやすい音になっているのが分かります。また声の透明感とノイジーな帯域が抑えられよりシャープでクリアな肉声感ある音声に変化しています。まるでノイズリダクションをかけたうえで全体のバランスを理想的に合わせたような印象でした。上映をストップした後はフィルムを巻き返す時間が必要なのでその間は質疑応答時間となりました。


いよいよ調整開始


デモが終わった後、本格的に調整に入ります。今回はスタンディングライブスタイルで猛烈な音量での上映に向けての音響調整です。聴いていると1曲1曲ごとの平均値を出すような感じでわずかな調整が加わっていることが分かります。決して大きなイコライザー調整ではなく注意深く聴いて帯域が出たり引っ込んだりするのが分かる程度。その繰り返しが続きます。それは主に台詞を担当するセンタースピーカーだけではなくサラウンドスピーカーにも及んでいました。
でもやはり「声」を最重要視しているのは明白で、この声をどのように出すか腐心している様子が見受けられました。
聴いているうちに声が自然と聴こえるようになり、カドが取れてより自然な再生へと変化していきます。調整の間も我々レポーターは歌っても踊ってもOKという非常に自由な時間が与えられ、多くのファンがスタンディングで歌に合わせてノリにノっていましたね(笑)。井出氏もその様子を愉しまれていたようです。

行程としてはまず映画の前半部分で大まかな調整、休憩後の後半部分ではセンタースピーカーのみからの再生やサラウンド無し再生などでより深層部の調整をかけていきました。1回目の上映が終わった後は休憩後、作品を休みなしで上映し最終調整となりました。相当な大音量のなかで的確に音を拾って絶妙にバランスを取っていく様子はまさに「音作り」であり、計測数値上の調整ではなく井出氏ら技術者の聴感で仕上がっていく様は職人技と言えるものでした。



6時間に及ぶ調整の後


そして最終的に仕上がった音。言葉ではうまく表現できませんが凄まじい表現力であることは確かです。まずこの作品の特徴である押し出しの強い低音を出しながらも他のパートやヴォーカルを潰さない圧倒的な肉声感があって、スクリーンから飛び出してくるようなセンターチャンネル。まるで現場にいるような空気感のリアリティとマイケルの生っぽく艶のある美声が感動的です!
普通はただ音量だけを上げてしまうと高音域が目立ってくると同時に重低音域の主張が強くなってバランスが崩れ、他の音声成分をスポイルしてしまうものなのですが、調整によりこんなに多くの音が各チャンネルに割り振られていたのかと唸らされました。

パーカッションのパンチある音声も特筆です。特にこれは前のほうのシート、G列より前あたりで実感できるでしょう。弾けるパーカッションの鋭い音は胸の奥まで突き刺さるような再生です。そこにマイケルのヴォーカルと各パートの演奏が調和しているのだからたまりません。私は後方のM列(個人的に好きな観賞列)で聴いていましたがパーカッションのキレとベース音の量感あふれる再現はまさにコンサート会場にいるような臨場感です。

また今まで映画館では聞いたこともないほどの大音量のため身体の内側まで音が叩きこまれてきます。それにも関わらず場内全体を充満する重低音にビクともしない床や壁面の剛性の強さは、さすがはスタジオクオリティを標榜するだけの建築構造になっていることを再確認させてくれました。サラウンドもフロントスピーカーに使えるほどのパワーがあるモデルなのでしっかりと音が客席まで届いてきて、5.1chをフルに使って音を割り振った制作者の苦労がしのばれました(リハーサル音源なので雑ではありますが)。リアサラウンドにもギターの音、バックコーラスなどがしっかり入っているんですよね。大音量でもそれが確実に伝わってくる、凄いことです。

とにもかくにも激烈な音量ながらサラウンドも含めて各パートがしっかりと自己主張し、本当にロンドン公演に参加したかのようなリアリティあるサウンドで降参です(笑)。あれほどの大音量でありながらソースの情報量を超えるかのようなマイケルのはっきりと明確でパワフルな声の再生には驚きを隠せません。ちょっと私には音が大きすぎるかなという感じはありましたので観賞される方は大音量を覚悟の上で行かれることをお勧めします。元々のミックスではスクリーンより遠く聴こえ、いまひとつパワーのなかったマイケルのヴォーカルが、その場に本人がいるようなサウンドで体感できたことはまさに「リアルサウンド」の名に恥じぬものであったと思います。



その他所感



逆に気になったこともあえてここに。まず前半映写機にシャッター流れが見受けられた点です、普通のお客様ではまず気づかないレベルではありますが映写機のシャッターとフィルムの給装タイミングのズレにより映像がわずかに下方向に流れて映写されていました。ただこれは微細なもので大きな問題はないと思います。映写技師でもない限り気にならないでしょう。あとライブスタイル上映だから仕方ないのですがもう少しLFE(重低音)のレスポンスが下がったほうが個人的には好きですね。下げてあるのは分かるのですが本当の公演よりも重低音は強いのではないか?と感じるほどでした。それでもマイケルの声が演奏が胸に届いてくるのが今回の調整の素晴らしい点であると思います。

この映画を見た誰もが思う感想である「実際の公演を見てみたかった」。
それは永遠に叶いませんが、少なくともこの
CINEMA・TWOのライブスタイル上映は世界で最もその世界観を忠実に再現している上映環境の1つであると確信します。サウンドをくのではなく、“体験する映画”となって生まれ変わっています。爆音や重低音の映画再生が一部の映画ファンの間で支持されている昨今、CINEMA・TWOの今回のサウンドを聴いてしまうとこれまで爆音や重低音と言われていたものがいったい何だったのか…と思わずはいられません。

独創的な建築音響構造と音響設備はもちろんのこと、スタッフの熱意だけでなく井出氏と増氏のゴールデンコンビだけが生み出せる世界観と言えるでしょう。元々Kicはそのライブ感ある音場のため音楽映画、とくにロック映画などには相性が良い傾向があるだけにまさにピタっとはまったと思います。最初に見たとき自分が「音の悪い映画だな」と感じていた『THIS IS IT』にこれだけのエネルギーが込められていてそれを映画館で引き出した事実を思うと、THX(世界基準の映画館構造規格、パラメータの変更はできない)を支持している自分も「映画ごとの音響調整」というものに大変興味を持ちました。

井出氏と言えば個人的には場の空気や世界観を重視しつつ繊細で自然な音空間を生み出す印象がある方だけに、今回ほどの大音量(繰り返しになりますがそれほど凄いボリュームなのです。途中で大音量がさらに上がりましたから!)になったのは意外でした。劇場がビクともしない剛性なので音圧だけで身体が揺れ、鼓動が速まる未体験の音になっています。参加者の熱気や熱意に井出氏自身が突き動かされたのではないか、そういう印象を持ちました。参加者全員の一体感によって作り出された音と言って良いでしょう。最後は拍手喝さいで調整会は終了しました。井出氏の「マイケルはここに来ていると思う」という言葉が鮮烈に思い出されます。

CINEMA・TWOでの再々興行は6月19日より。名付けて「THE EXPERIENCE」。上記のライブスタイル上映の日程は以下。

2010年6月19日(土) 20:00~ 予約/窓口販売 6月17日(木)
2010年6月25日(金) 20:00~ 予約/窓口販売 6月22日(火)
2010年6月26日(土) 20:00~ 予約/窓口販売 6月24日(木)

「爆音はちょっと…」という向きの方は通常上映でも大変なクオリティです。ファンならずともぜひ足を運んでみてください。そして体感してください。志半ばで世を去ったマイケルが目指していたものが少なからず感じ取れると思います。マイケルがこの上映を見たらきっと“I LOVE YOU”と言うのではないでしょうか…。ここまでCINEMA・TWOが本気の音を出すことは滅多にないのでそういう意味でも貴重な体験でした。

そして劇場のスタッフが自分たちの劇場を誇りに思い、好きなことに一生懸命になっている姿に感銘を受けました。好きだからこそ、誇れるからこそこのような挑戦と音響調整レポートというチャンスを与えてくださったのだと思います。最後になりましたが今回このような機会を与えてくださったシネマシティのスタッフの皆様と関係各位に心から感謝の意を表します。ありがとうございます。

For the fans...

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コメント

さすが月夜野さんのレポート!同じ映画館をレビューしたとは思えないくらいに内容がよくて分かりやすい(笑)やはり本物の知識と経験、人間性の差が出た気がします(^ω^;)

独自のプロセッサーにより実現したサウンドというのはどこかでみましたが、今回のレポートでkicの奥深さがより分かった気がします。以前DOLBY・trainの空間表現の広大さや小さめなスピーカーでもアバターの強烈なサウンドにもびくともしない耐久性に感動しましたが、天井、壁面などまだまだ見る目を養わなければならなそうです・・・。
渋谷シアターでTHXのすごさを改めて感じましたが、それを踏まえた上でもう一度kicを体感したいです。こうしてみるとシネコンのオリジナル企画の底の浅さ・・・と言うよりは渋谷TSUTAYAやシネマツーの次元の高さは本当にすごいですね。確かにマネは出来ません。

投稿: ゴマ | 2010年6月19日 (土) 01時31分

Kicは映画館音響として異端と言える存在なので一概に他館と比較することができないのが残念ですね。個人的には通常運用では作品をある程度選ぶ性格を持っているシステムだと思っていますので。サラウンドのパワーが凄いところなどはHDCS的な所もあるんですが表現力はかなり差がありますね。

たしかにTRAINなどDolbyトレーラーの空間表現(濃密な音場)や余裕ある高出力は特筆するものです。スピーカーがスクリーン横にあるため少しフロントの定位感に私は不満はありますがスピーカーの良さがあってそれを補っていると思います。天井や壁面など工夫はいっぱいあります。そのあたりもしっかり見てなぜそうなっているのか想像してみるとおもしろいと思いますよ。

渋谷シアターTSUTAYAは音響映像共に国内THXの最高峰に位置し、世界レベルのものでしょう。Kicも類例がない、世界にここだけの世界レベルの映画館だと思います。THX支持者の自分もいろいろとKicは気になるところがありときどき足を運んでいます。個人的にはbスタジオがお気に入りです。あれくらいの箱のサイズがいちばんよく音がまとまります。渋谷シアターTSUTAYAもそうですね。ハイが非常に伸びシャープな音を結ぶ映画館でそういう意味ではこちらも特殊だと思います。

投稿: 管理人:月夜野 | 2010年6月19日 (土) 20時24分

私も応募しようと思っていたのですが仕事が忙しくて・・・(涙)
 
『THIS IS IT』は全国各地で爆音上映されました。
でもそのほとんどがボリュームをUPさせただけの調整だったみたいです。
立川の爆音上映も個人的には懐疑的だったんですよね。

とにかく爆音=素晴らしい音響
 
みたいな風潮を真っ向から否定出来る存在が立川のサウンドでしたから。

ファーストランの時は立川の良さが『THIS IS IT』ファンに浸透しなかったのも事実なんですよね。
聖地は新宿バルト9であり川崎IMAXデジタルだったように思えます。(どちらも爆音系映画館)
 
セカンドランの時に打ち立てた「INVINCIBLE SOUND」というネームが立川のステータスを一気にUPさせたんじゃないでしょうか。
 
月夜野さんのレポートを拝見して考えを改めようと思います(笑)
立川が提示する爆音上映の答えを体感しに行こうと思います。

 

投稿: ひらりん | 2010年6月21日 (月) 12時15分

月夜野さん、お久しぶりです。先日「THIS IS IT」のライブスタイル上映に行ってきました。こちらのHPを拝見させていただいたおかげです。ありがとうございます。

今回はkicの凄さと特殊性をまざまざと見せつけられたというのが感想ですね。映画館では聞いた事もない大音量なのに音が破綻する気配すらないうえにヴォーカルや楽器は生々しくてリアルでさらに聞きやすかったのはさすがkicだと思いました。重低音で体は揺れるのに床はビクともしないし、爆音にありがちなやかましさや違和感ある付帯音は皆無だし、小屋の性能と職人技の調整に脱帽です。

自分もシネマツーではbスタジオが一番好きです。aとbは横幅がほとんど変わらないのですが確かにbの方がまとまりがいい気がしますね。

投稿: マモラ | 2010年6月21日 (月) 20時04分

ひらりんさん、こんにちは。
>とにかく爆音=素晴らしい音響
>みたいな風潮を真っ向から否定出来る
>存在が立川のサウンドでしたから。

そうなんですよね。私もライブバージョンと聞いて懐疑的でしたが、体感するイベント上映としてこれはアリだと思いました。マイケルのハートを伝えることに精力を注いだ音なので故人も喜んでいるのではないかと思います。

私は大きい音、重低音偏重の最近のトレンドには真っ向から否定する派ですが、立川のそれは素晴らしく、これまで評判になっていた爆音などもはや足元にも及ばぬ世界になっていますよ。

マモラさんこんにちは。
行かれたのですね。まだまだパワーある余裕の再生はさすがはコンサートにも使えるPAスピーカーならではだし各パートの音は緻密に変な響きや付帯音もなくしっかりと観客に伝わってくる。耳ではなく身体で体感する音響ですね。小屋の性能もさることながら、調整の妙に私も納得です。

投稿: 管理人:月夜野 | 2010年6月25日 (金) 01時01分

お久しぶりです!(ずっと昔に一度コメントさせて頂きました。)
CINEMA TWOの音が素晴らしい!!と、
聞いたので、随分前ですが、「2012」を見に行きました!
デジタル音がすばらしく、映画迫力が倍増していたのを覚えています。。ただ、立川なので、中野からは、遠いなぁっと
その後はなかなか行っておりません。
映画の作り手が意図した音がちゃんと表現された映画館の1つなのだと思います。もっともっと、こういう映画館がこれから増えて行く事が楽しみです!
渋谷TSUTAYAも、良いのですね?そちらは行った事がありませんでした。近々行ってみます。

投稿: 映画好き | 2010年7月 1日 (木) 14時56分

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